隣に住むおじいちゃんとおばあちゃん、敷地が裏庭でつながっていることもあり、移住当初から仲良くさせてもらっています。温厚で、二人ともとてもやさしい。
畑で穫れた野菜や、おばあちゃん手作りのおかずやお菓子いただいたり、娘が生まれてからはお家にも上がらせてもらって、お茶を飲みながら娘の成長を一緒に喜んでくれています。
おじいちゃんは歩くのが少し不自由なので、家事や畑仕事など、体を使うほとんどのことはおばあちゃんがされているようです。(お二人とも80オーバー。)
そしてそのおばあちゃん、
「あれ、もしかしてこの人最強なんじゃ」
という気がしています。
その7つの理由を以下に。
(1) 畑がきれい
お隣の畑&庭はかなり広いにも関わらず、常にどこかに花が咲き、雑草は抜かれ、作物が育っているという状態。とにかくきれいに保たれています。
トマトなどの夏野菜が育つ時期になると、「ええ!いつのまに!」というほど立派な支柱が組まれていてビビります。どうやってひとりで組んでいるのだろうか。。。
(2) 部屋がいつもきれい
お邪魔すると「ひっぱとる(散らかっている)けど」とか謙遜されるけど全くそんなことはなく、玄関の床なんて顔が映るぐらいピカピカ。
おじいちゃんが座るまわりにごちゃっと物が出ていると、「おじいさんはいろいろ置いとるけん、もーう」とちょっと不満気に言っているのがかわいいw
(3) 座布団カバーが頻繁に替えられている
替えます?座布団カバー。そーんなに替えませんよね。
替わってるんですよ、おばあちゃんちのは。夏は涼しげな、冬は暖かい素材の、季節に合ったものに。
頻度は月一、というレベルじゃないですね、週一かもしれない。
(4) 家の前の花がいつもきれい
「いつも」なんですよ。いつもきれいに咲いていて、きっと水やりも、手入れも毎日されているんだと思う。
植物を枯れさせない、絶やさないって本当に難しいのに。
(5) 下駄箱の上に生けた花がかざられている
「おばあちゃんが生けたの?」
「うん、そう、もらった花があったけん」
ははー(おでこを床につけてひれ伏す)
(6) 常に保存食を作っている
庭に大根や人参が千切りで干してあったり、蕗を煮ていたり、すだちを絞っていたり。
日頃、自分たちのように市内のスーパーに行くでもなく、必要なものを必要なだけ作って食べる、そういう生活なんだろうなと。ここではきっとそれが当たり前。
(7) 本当にいつもやさしい
5年前、隣に引越してきたどこの馬の骨かもわからない若者に、初めて会ったときからやさしく親切にしてくれたおばあちゃん、もちろんおじいちゃんも。
「四国には余所者も受け入れるお遍路文化がある」とは聞くけど、こんなにいつも穏やかな人っているかしらと思うのです。
最近のおばあちゃんは目眩で寝込んでいたり、白内障の手術を受けたり、健診でひっかかったと大学病院に行ったりと、体がちょっと心配。
現在私たちが借りている家に以前ひとりで住んでいたおばあちゃんは、ある日突然家で倒れられて、近所の御用聞きのおばちゃんが発見したらしいです。
何ができるわけでもないのだけど、不謹慎かもしれないけど、何かの予兆があったならそれを感じれるぐらい、娘を連れてちょくちょく顔を出そうと思います。