神山生活卒業3年目

生まれも育ちもコンクリートジャングル40代。夫と8歳娘と8年四国の山で過ごし、その後下山。

2015年10月に娘が生まれた話 その2「無痛分娩する?しない?」

2015年10月に娘が生まれた話 その1「優良(?)妊婦生活」 - 神山生活四年目 の続きです。

 

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3. 普通分娩?無痛分娩?

出産は埼玉での里帰り出産で、予定日の2ヶ月前から産後4ヶ月までの半年間がっつり寄生してました。

予約した産院は無痛分娩も可能で、無痛分娩したいからその産院を選ぶ人も多いとのこと。無痛分娩について詳しい説明会もあり(無痛分娩希望者は説明会への出席が必須)、メリットやデメリットについてよく理解できました。

出産の痛みにビビりまくりだった自分はギリギリまで大いに悩みました。ビビってんなら潔く無痛にすればいいのですが、周囲の反応を気にしたり、「やっぱり痛みを経験しなきゃ母親とはいえないのか」と後ろめたさを感じたりして決めきれずにいました。先輩ママの中には「とりあえず一回普通で産んでみなよ」とか軽く言う猛者もいたし。

そんな中、夫が

「もし何か言われたら僕が無痛にしたほうがいいって言ったことにすればいいよ」

と言ってくれて本当にうれしかったです。夫のことばに背中を押され、産院に無痛分娩の希望を出しました。

 

しかーし、散々悩んだ無痛分娩の決断も徒労に終わるアカウントがこちらになります。

 

4. 普通に産んだ

さっそくネタバレですが、無痛分娩はできず、普通分娩で産みました。このとき「人生思うようにはいかない」とけっこう強めに思いました。

その産院では無痛分娩するための条件がわりと厳しめで(平日じゃないとダメとか子宮口の状態とかとか)、希望していてもできないケースも多いとのこと。

 

事の顛末の詳細を少々。

予定日近くなってもなかなか子が降りてこなかったので、検診でも「このままじゃ無痛は無理だよ。もっと動きなさい!」と言われました。ショック!!!

突如として床の雑巾がけを始め、散歩の距離も伸ばし、「頼むから降りてきてくれ!イタいのイヤ!」と必死でした。

 

祈りが通じたのか、予定日前日の散歩中に「あれ、これ破水?」と思われる現象があり、病院へ。(おそらく高位破水というものかと)

「あ、破水してますねー。はい、このまま入院で!」

え、え、あ、そうなんだ(焦)、そのときはあっさり来るのですな。。。

 

それからあれよあれよと陣痛が始まりまして。

ウンウン言いながらこのアプリで陣痛の間隔をはかってました。

あと、月曜日だったので、radikoで「伊集院光深夜の馬鹿力」を聴いてなんとかやり過ごそうとしてました。(余談ですが、自分は深夜のゲスいラジオが大好きで、妊娠中も胎教はラジオでした。さあ吉と出るか凶とでるか。)

 

途中看護師さんが何度も様子を見に来てくれて、「痛くなったら息をふぅーっと吐くのよー」と教えてくれました。無痛で産む気マンマンだったので、痛くなって初めて陣痛への対処についての知識がないことに気付き、焦って「陣痛 対処」でググったりしてました。怖い、思い込み怖い。

 

陣痛が始まってから分娩室に入るまで約7時間、そこから出産までは約30分。かなりスムーズだったんだと思います。

でもムリ!!!あれ以上長くかかってたらムリ!!!産まれてみたら2470gのチビっ子だったけどあれ以上大きかったらムリーーーー!!!

詳細描写は省きますが、端的にいうと「自分は動物だったんだな」ですね。

1年以上経っていますが、あの衝撃が薄れることはありません。

なにが「不思議と忘れるものなのよねー」だあ??なに言っちゃってんの??

 

うーん、書いてはみたものの、このネガティブ臭漂う記事が果たして誰かの役に立つのだろうか。まあいいか。現在のカワイイ娘の姿を載せてお茶を濁します。

 

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「娘が生まれた話」シリーズ、続くかもしれません。