神山生活卒業3年目

生まれも育ちもコンクリートジャングル40代。夫と8歳娘と8年四国の山で過ごし、その後下山。

氣志團万博への愛を長めに叫ぶ(前編)

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4歳の娘が「ブルーノマーズだ!」と言ったDJOZMA氏(撮影:娘)

2020年9月26日にオンラインで行われた氣志團万博2020〜家でYEAH!!〜の感動が冷めやらず、止まない氣志團万博への愛をここで叫ぶことにした。

氣志團万博と私

過去に2回、2013年と2014年に千葉県袖ヶ浦海浜公園にて行われた氣志團万博に参戦した。ああ懐かしい。

今ほど氣志團万博の存在がメジャーではなかった当時、行こうと思ったきっかけは何だったかと記憶を辿ったところ、「氣志團のライブに行ってOne Night Carnivalで踊りたい」という夢を持っていたことを思い出した。

何らかのきっかけで万博の存在を知り、「これはチャンスなのではないか!」と勢いでチケットを取った次第。結婚したばかりの夫を道連れに。

 

正直、当時氣志團について特段の思い入れがあったわけではなかった(!)。

しかし、彼らの行き過ぎたリーゼントが、サングラスが、学ランが、特攻服が、自分の抱いていた淡い不良願望をバンバン刺激した。

そして、メディアで見受けられる隠しきれない彼らの真面目さ、優しさ、気弱さが「心地よいあざとさ」となって、つい目で追ってしまう存在になっていた。

ドキドキ、初めての氣志團万博2013

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氣志團万博2013、エターナルボーイ森山直太朗氏登場

2013年、2Daysのうち初日のみ参戦。

オープニングアクト、今ではおなじみケツメイシの「サクラ」を出囃子に軽快なステップで現れた森山直太朗の「夏の終わり」にいきなり涙し、氣志團に「One Night Carnivalで踊る」という夢を叶えてもらってのっけから感無量。

「本当に日本人なのか!?」と耳を疑うカッコよさだったTHE BAWDIES、腹がよじれるほど笑って泣いた仙台貨物、ファンの人達が着ていた赤いツナギが羨ましくて眩しかった。

失恋後にあの場で聴いていたら涙と嗚咽で立っていることすらできなかったであろうHYの「366日」。世の中にこんなに可愛く健気な生き物がいるのかと目をむいた「乃木坂46」。

感動に次ぐ感動で、何杯目かわからないビールを片手に「来年は2Daysフル参戦するぞ!」と誓ったのだった。

もう気分は常連、氣志團万博2014

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氣志團万博2014、まさかの3Days開催

前年の2Daysフル参戦の誓いを嘲笑うかのように、2014年はまさかの3Days開催。過去9回で3Daysはこの年だけだったのか!流石にフル参戦はあきらめて、後半2日間のチケットを購入。

この時すでに都内から四国の山の中へ引っ越し済だったので、帰省と旅行を兼ねた一大イベントになった。よく行ったなおい。

VAMPS黒夢森高千里、というレジェンドな面々が次々に登場。自分が40代に突入して思う、「あいつらバケモンにちげえねえ」。歳を重ねれば見た目はもちろん、体力気力、否が応でもすべてがトーンダウンしてくるのにあの不変っぷり、すごい、すごすぎる。どれだけ真摯に加齢に抗っているのだろうか。

20代中盤にドハマりしていたRIP SLYMEのライブは天井知らずのオシャレさだった。彼らの生歌もこれが初めて(で最後になったYO)。「楽園ベイベー」、やっぱり最高だぜベイベー。

夕暮れから夜になる時間をスカパラの音楽と共に過ごし、プロの演奏は無条件に涙を誘うことを思い知らされた。

ゴッド姉ちゃん和田アキ子の声量はハンパなく、とにかく歌が上手い。大御所の大御所たる所以がわかった。

そして最終日、吉川晃司の国宝級にかっこいいシンバルキックで人生二度目の氣志團万博は幕を閉じた。 

オンラインでも幸せになれた氣志團万博2020

2015年に娘が生まれ、その後毎年氣志團万博の情報を目にするたび、「また万博に行ける日は来るのだろうか」と半ば諦めの気持ちなっていた。娘が小学生になって参加資格を得ても、その時の自分はライブに行きたいと思っているだろうか、行けるような体力があるだろうか、そんな悲しい不安も過りつつ。

そして2020年、新型コロナウイルスによって世界は一変し、翔やんが言ったように「エンターテイメントは不要不急」という風潮に。しかし、時が経つにつれだんだんと「配信によるエンターテイメント」が盛り上がってきた。これはコロナ禍の対策ではあるけど、そうでなくとも東京やその他大都市の会場へ行けない地方勢や、小さい子供がいる家庭にとって大変嬉しい流れになったと思う。まさに我々が「地方に住む幼児のいる家庭」なので。

星野源King Gnu、好きなアーティストが次々と配信ライブをしてくれた。そして満を持しての「氣志團万博2020」オンライン開催!やってくれた、綾小路翔は、氣志團はやってくれたよ!!!涙涙涙!!!

終わった今だからこの熱量で語っているけど、当日までは「昼間からビールを飲みながらダラダラ観られたら楽しいだろうな〜」ぐらいのゆる〜いテンションだった。しかし、夫が普段食べないフェス飯っぽいアジアな食材を、そして大量のビールとつまみを調達してきてくれて、気分はアゲアゲポンポンポーン!

さらには氣志團万博2014の会場で買った万博Tシャツも出してきて、私よりずっと楽しみ方を知っていた。夫に感謝!!

配信開始と同時にビールを開けようと思ったけど、気分もお腹も待ちきれず配信1時間前の午後2時、フライングでプシュッ。我が家の万博が始まった。

 

あれ、なんだこの文字数は。2020の感想はこれからなのに。

この記事で終わらせるつもりだったけど後半へ続く。