神山生活卒業3年目

生まれも育ちもコンクリートジャングル40代。夫と8歳娘と8年四国の山で過ごし、その後下山。

2015年10月に娘が生まれた話 番外編「リモートワークと里帰り出産」

長い間下書きとして眠っていたネタですが、「娘が生まれた話」シリーズ番外編として公開します。

 

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生後7ヶ月頃の娘、右です。

 

夫、一時的にマスオになる

出産2ヶ月前から里帰りをして、娘4ヶ月になるまでの約半年もの間、神山を離れていました。

その間夫とは別居状態だったかというとそうではなく、出産直前から約4ヶ月間、私の実家でマスオさん生活を送っていました。

 

あれ、仕事は?

ですよね。

 

夫は普段神山でリモートワークをしており、里帰り中の4ヶ月間は東京の本社への通勤に切り替えて仕事をしていたのです。

 

へーそんなことができるんだ!いいねー! とよく言われます。

確かに、いい。

(普段リモートワークなんだから通勤することもないんじゃないかという話もあるけどそれはまあ会社的にいろいろあるっていうことでゴニョゴニョ)

 

実際には、実家の両親には+私、+夫・赤子、と次々に同居人が増えて、食事や洗濯をはじめとした日々の生活に大きな負担をかけ、

夫には朝6時起きで片道1.5時間の通勤という無理ゲーを4ヶ月間こなしてもらい、、、 と、皆に大変な思いをさせてしまったのですが、

おかげで急成長する赤子の様子を皆で一緒に目のあたりにすることができ、

休日にはゆっくりと夫婦で今後のことなど話し合うこともできました。

本当に感謝感謝です。

 

リモートワークについて思うこと

というわけで、タイトルの「リモートワーク」は主に夫のことなのですが、

私自身も里帰り中に、神山に住むWebデザイナーさんのお手伝いでちょこっと仕事をさせてもらいました。

「どこにいても仕事ができる」というのは自分が約10年前、Webデザインを始めた理由のひとつでした。

当時は「フリーじゃなきゃ無理だな」と思っていましたが、今では夫のように組織に属していても(夫はエンジニアですが)そのような働き方もできる時代です。

徐々に増えているのでしょうが、

 

リモートワーク、もっと流行ってもいんじゃね?

 

と思います。

 

対面で仕事をしたほうが手早かったり、やっぱりコミュニケーションってのは顔を見てさ、とか、そういう話ももちろんわかります。

でもリモートワークも選択肢に入ったら、もっと色んな人が働けるのでは?と思うのです。

(「サボりそう」?それはそういう人を雇った側が悪いでしょ。)

 

 

「1日◯時間なら働けるんだけどな」とか「家で仕事していいならできるんだけどな」とか思っている人めっちゃいると思うんです。

自分が出産・育児を経験してみて、女性は特に。

今思うと、子持ちで毎日出勤していた同僚ママさんたちはほーんとにすごい。頭が下がります。

夫の会社ではリモートワーク勢はマイノリティで、夫はリモートワークを始めた当初とっーーても苦労をしていました。

それでも努力と工夫をしてここまで続けてきて、そのノウハウは非常に貴重なものでこれからも大いに役立つと思います。感謝と尊敬の念に耐えません。

 

いつもお疲れさま、そしてありがとう!!!

2015年10月に娘が生まれた話 その3「誰も教えてくれなかったイタい産後」

2015年10月に娘が生まれた話 その2「無痛分娩する?しない?」 - 神山生活四年目 の続きです。

 

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生後2ヶ月頃の娘、天使というものを見たことはありませんがきっとこんな感じなんでしょうね。

 

5. 出産直後もイタい

安産と呼ばれる部類の出産が終わりまして、赤子との対面や写真撮影などが行われ、やれやれとほっとしたのも束の間、

先生によって後処理的なもの(おなかの中をきれいにしたり、いわゆる縫合とか)がされるんですが、

こーれーがーイタいのなんのって!!!

こんな仕打ち(?)があるなんて知らなかった!んもーはやく言ってよ!!!

うっかり某社CMのセリフも出ちゃうぐらいの裏切られた感でした。

正直、出産と同レベルのキツさと言っても過言ではないです。(※個人の感想です。)

 

後処理も終わり、心身共に疲労困憊。 分娩室で横たわっていると、

ごはんですよーー」

「食えるかーーーい!!!」

食事が美味しいと評判の産院だったのですが、あんなものを出した直後にはさすがに無理。

付き添っていた夫が美味しくいただきました。

 

夫の立ち会いについて少々。

夜中の入院時には夫と両親が一緒だったのですが、出産は朝になるという予想のもと3人は一旦帰宅。

分娩室に入る前に連絡して、夫が到着した時には既に臨戦態勢でした。確か。

分娩中も意外と意識は冷静だったので、夫に対しては

「いやーこんな状況でどうしていいかわからないよねー。自分だってなにしてもらいたいかわからないし、うーなんだか申し訳ないわー」

という気持ちでした。

でもあんな世紀の瞬間を共有できたことは本当に良かったし、「お見事でした」という感想をもらえたのでうれしかったです。

 

6. 入院中もすげーイタいのね

わたくし、出産と同時に痔になりまして。これって出産あるあるだったんですね。

座れないし、仰向けで寝られないし、トイレなんて拷問だし。

最初の食事は空気椅子状態で食べたことを思い出しました。円座クッションでもイタかった。

子どもがいる人に言うと「あー私もなったよ。イタいよねー」ってはやく言って、、、もらったところでどうにもならないんですけど、まじキツかったすね。

 

出産前って当然ながら「産むこと」の辛さ、痛さのことしか考えないと思うんですけど、産後、というか産直後もめちゃくちゃキツかったです。

前述の諸々の痛みに加え、入院していた5日間は母子同室で基本休みなし。

娘はありがたいことに超快便だったので一日中「泣く、うんち、寝る」の無限ループ。

あの日々を思い返すと「もう二度とあんな、、、」となってしまいます。(※ヘタレな個人の感想ですよー。)

 

入院中の便利グッズ

・蒸気でホットアイマス

めぐりズム 蒸気でホットアイマスク ラベンダーセージの香り 14枚入

めぐりズム 蒸気でホットアイマスク ラベンダーセージの香り 14枚入

 

「産後は目を休めたほうがいい」ということもあるし、アイマスクとしても良かったです。ラベンダーがお気に入り。

 

・授乳らくちんトップス2枚組

たまひよSHOPで購入しました。(授乳らくちんトップス2枚組(縦開きタイプ)

これ便利!生地のストレッチがいい具合で、産後は毎日着てました。というかこれしか着てなかった。ちなみに現在も使ってます。

 

・寝ながらメディキュット

出産時にも履いてたっけな。忘れちゃったけど入院中はずっと使ってました。

看護師さんにも「これはいいわね!」と言われたのでいいんだと思います。実際足むくんだし。

 

7. 若いうちに産むべき、なのかもなやっぱり

自分は37歳での出産だったのですが、幸運にも妊娠〜出産までは非常にスムーズでした。これはほんとラッキー。

 

ただ、産後の体の戻り(体型だけじゃなく体力面も)は遅いと感じるし、睡眠不足が翌日のパフォーマンスに影響しまくるし、

考えてもどうしようもないことですが、「10歳若かったらなー」と思うことがしばしばあります。

なにしろこれからどんどん大きく元気になっていく娘に対峙するためには無限の体力が必要なんですもの。

 

だってね、公園で遊ぶのって疲れるんですよ。

まだ階段を登れない娘を滑り台のてっぺんまで持ち上げたり、抱っこして一緒に滑ったり、ブランコを漕いで見せたり。

ブランコって真面目に漕ぐといろんなところに力入れないといけないんですよね。ちょっと気を抜くと落ちそうになるし。

ジャングルジムなんてめちゃくちゃ危な、、、(以下略)

 

一方で、ここまで歳を重ねてきたからこそ持てている気持ちの余裕というのがあるのも事実です。

10歳若い自分だったらもっと娘を理不尽に叱っていただろうし、周囲に感謝する心も持てなかったのではと思います。

この歳で出産したことに後悔は全くしていませんが、出産&育児に最も必要なのはやっぱり「体力」であるということは痛感しております。

 

というわけで、3回に渡ってお届けした「娘が生まれた話」シリーズもこれでおしまい、かな。

育児編はまた別途書ければと思います。

 

最後は「疾走する1歳2ヶ月の娘」でお別れです。元気元気。

 

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2015年10月に娘が生まれた話 その2「無痛分娩する?しない?」

2015年10月に娘が生まれた話 その1「優良(?)妊婦生活」 - 神山生活四年目 の続きです。

 

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3. 普通分娩?無痛分娩?

出産は埼玉での里帰り出産で、予定日の2ヶ月前から産後4ヶ月までの半年間がっつり寄生してました。

予約した産院は無痛分娩も可能で、無痛分娩したいからその産院を選ぶ人も多いとのこと。無痛分娩について詳しい説明会もあり(無痛分娩希望者は説明会への出席が必須)、メリットやデメリットについてよく理解できました。

出産の痛みにビビりまくりだった自分はギリギリまで大いに悩みました。ビビってんなら潔く無痛にすればいいのですが、周囲の反応を気にしたり、「やっぱり痛みを経験しなきゃ母親とはいえないのか」と後ろめたさを感じたりして決めきれずにいました。先輩ママの中には「とりあえず一回普通で産んでみなよ」とか軽く言う猛者もいたし。

そんな中、夫が

「もし何か言われたら僕が無痛にしたほうがいいって言ったことにすればいいよ」

と言ってくれて本当にうれしかったです。夫のことばに背中を押され、産院に無痛分娩の希望を出しました。

 

しかーし、散々悩んだ無痛分娩の決断も徒労に終わるアカウントがこちらになります。

 

4. 普通に産んだ

さっそくネタバレですが、無痛分娩はできず、普通分娩で産みました。このとき「人生思うようにはいかない」とけっこう強めに思いました。

その産院では無痛分娩するための条件がわりと厳しめで(平日じゃないとダメとか子宮口の状態とかとか)、希望していてもできないケースも多いとのこと。

 

事の顛末の詳細を少々。

予定日近くなってもなかなか子が降りてこなかったので、検診でも「このままじゃ無痛は無理だよ。もっと動きなさい!」と言われました。ショック!!!

突如として床の雑巾がけを始め、散歩の距離も伸ばし、「頼むから降りてきてくれ!イタいのイヤ!」と必死でした。

 

祈りが通じたのか、予定日前日の散歩中に「あれ、これ破水?」と思われる現象があり、病院へ。(おそらく高位破水というものかと)

「あ、破水してますねー。はい、このまま入院で!」

え、え、あ、そうなんだ(焦)、そのときはあっさり来るのですな。。。

 

それからあれよあれよと陣痛が始まりまして。

ウンウン言いながらこのアプリで陣痛の間隔をはかってました。

あと、月曜日だったので、radikoで「伊集院光深夜の馬鹿力」を聴いてなんとかやり過ごそうとしてました。(余談ですが、自分は深夜のゲスいラジオが大好きで、妊娠中も胎教はラジオでした。さあ吉と出るか凶とでるか。)

 

途中看護師さんが何度も様子を見に来てくれて、「痛くなったら息をふぅーっと吐くのよー」と教えてくれました。無痛で産む気マンマンだったので、痛くなって初めて陣痛への対処についての知識がないことに気付き、焦って「陣痛 対処」でググったりしてました。怖い、思い込み怖い。

 

陣痛が始まってから分娩室に入るまで約7時間、そこから出産までは約30分。かなりスムーズだったんだと思います。

でもムリ!!!あれ以上長くかかってたらムリ!!!産まれてみたら2470gのチビっ子だったけどあれ以上大きかったらムリーーーー!!!

詳細描写は省きますが、端的にいうと「自分は動物だったんだな」ですね。

1年以上経っていますが、あの衝撃が薄れることはありません。

なにが「不思議と忘れるものなのよねー」だあ??なに言っちゃってんの??

 

うーん、書いてはみたものの、このネガティブ臭漂う記事が果たして誰かの役に立つのだろうか。まあいいか。現在のカワイイ娘の姿を載せてお茶を濁します。

 

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「娘が生まれた話」シリーズ、続くかもしれません。

2015年10月に娘が生まれた話 その1「優良(?)妊婦生活」

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前回の更新から1年2ヶ月、ひー。

気づけば神山生活3年目が終わっていました。(2年目のブログはほぼポートランドの旅行記で終わってます。) 

そしてその間に娘が生まれ、1年ともうすぐ2ヶ月が経とうとしています。順調にデバイス大好きっ娘に成長しています。

今のところ大病もせず元気に育ってくれているのですが、生まれてから今日まで、まーーったくあっという間ではなかったなと。

そうか、日々新しい刺激があると時間が経つのって遅くなるのかと身をもって。

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初めての妊娠、出産、そして現在も未知との遭遇の毎日で、常にわからないことだらけ、不安だらけ。

そんな中、リアル世界の先輩ママたちのアドバイスはもちろん、Google先生を通じてネット上の見知らぬ諸先輩方の知恵と体験談にもどれだけ救われているか知れません。

ということは、自分の体験談も見知らぬ誰かの役に立つやも知れぬと思い、初めての妊娠・出産について備忘的に書いておこうかと。

 

1. 妊娠発覚と酒まつり

2015年2月某日、「さては妊娠したかもしれない」という気がしたのですが、数日後にチケット購入済みの四国酒まつりが控えていました。酒まつりなんで、つまりまあそういうイベントなんでして。

「うん、とりあえず行ってから調べることにしよう。うん、そうしよう。うん、今は何も気づいてない気づいてない。」

酒まつり翌日、しっかり陽性反応が出ましたとさ。めでたしめでたし。

 

婦人体温計はオムロンのこちらを使用。

 

 「リズムノート」というスマートフォンアプリに連携できて便利でした。

 

2. 優良(?)妊婦生活

妊娠前は水のようにアルコールを摂取し続ける毎日でしたが、酒まつりで飲み納めとなり、翌日からは特にガマンするということもなく、ぴたっと酒断ちできました。

人体のフシギ。

その後はつわりナシ、貧血ナシ、便秘ナシで、体重も増え過ぎることなく、かなり楽な妊婦生活だったんだと思います。(手強い産後太りが待っているとはつゆ知らず、、、)

 

妊娠中の食べ物

つわりナシはラッキーだったとしか言いようがないのですが、貧血と便秘に関してはプルーンとナッツ(くるみ・アーモンド)をヨーグルトと一緒に毎日摂取していたのが良かったのかなと。プルーンとナッツは小島屋さん@楽天で買っていました。

大好物の刺身は頻度を下げ、念のためマグロは控えました。

卵は生で食べるのをちょっと控えたぐらい。どうしようもなくTKGが食べたくなった時は我慢せず食べてました。

コーヒーは一日一杯は飲んでました。散歩がてら近所のコメダ珈琲に行ってカフェオレビッグサイズとか飲んでたなー。

 

妊娠中の運動

なにしろ出産にビビりまくりだったので、体力づくりのため散歩とスクワットをよくしていました。

スクワットは「トイレに行ったら10回」とかやると無理なく回数が稼げます。

DVD付きのマタニティヨガの本をやらないだろうなーと思いながら買いましたが、案の定やりませんでした。

 

妊娠中に読んだ本

とにかく眠くてだるくてゴロゴロしてる時間が長かったので、Kindleで漫画ばっかり読んでました。えへ。

それ以外で買った本はこちら。

 

はじめての妊娠・出産安心マタニティブック―お腹の赤ちゃんの成長が毎日わかる!

はじめての妊娠・出産安心マタニティブック―お腹の赤ちゃんの成長が毎日わかる!

 

お腹の中の赤ちゃんの様子が一日ずつ詳しく書かれていておもしろいです。日付が記入できるので、日記感覚で使えます。「ナッツを食べたほうがいい」っていうのもこの本に書いてあったので実践していました。

妊娠後期になると残りページ数が少なくなってきてドキドキします。

 

文字通り、妊娠出産の初心者には基本情報(?)が網羅されていてよかったです。 

 

カリスマ助産師トコちゃん先生の 赤ちゃんがすぐに泣きやみグッスリ寝てくれる本

カリスマ助産師トコちゃん先生の 赤ちゃんがすぐに泣きやみグッスリ寝てくれる本

 

産後の不安を紛らわすべく購入。「まんまるねんねで泣かない子まちがいなし!」とイメトレはばっちりでしたが、生まれてみたらまんまるが効かないこと効かないこと。

「その子による」ってことがよくわかりました。

 

10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本

10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本

 

友人が「母乳について勉強しといたほうがいいよ」と言っていたので購入。

ありがたいことに完母で特にトラブルもなくやれていますが、基本的に「無理しなくていい」的なことが書いてあるので気が楽になります。

10人産んだらそりゃ無理なんか出来ないだろうって気もしなくも。

 

無痛分娩のすすめ

無痛分娩のすすめ

 

無痛分娩を検討していたのでこちらも購入。あの頃悩んでたなあ。その話はまた別途。

 

妊娠中の旅行

産んだらしばらく行けなくなるんだろうなと思い、妊娠6ヶ月のときに小豆島、7ヶ月のときに伊勢へ行きました。妊娠中の旅行は思う存分食べても背徳感がないのがいい!

小豆島のホテルはこちらがオススメ。夕食のバイキングが楽しかった!娘を連れてまた行きたいです。

 

生まれてみると、赤子連れでも車でなら思ったよりあちこち行けるなということがわかりました(※)。車の中で授乳もオムツ替えもできるし。まあスケジュールは赤子のごきげん次第ですが。

(※ ただしチャイルドシートにおとなしく座ってくれている月齢まで、、、)

公共機関を利用しての移動は初心者には難易度が高いので妊娠中に行っておくことをオススメします。同時期に3人目を出産した友人が、お宮参りのために東京から岡山まで赤子と新幹線移動したと聞いて、やっぱ3人いるプロはすげーなと思いました。

 

妊娠中やっておいてよかったこと

漫喫に行く:当分行けなくなると思うので時間に余裕のある方はこの機会に是非。

生まれたばかりの赤子に会いに行く:「あれ、実は新生児というものを見たこともないんじゃないか!?」ということに気付き、1ヶ月はやく産んだ友人のところへ行って赤ちゃんに触れてきました。これが行ってよかった。産着の着替え方やオムツの替え方などを実際に見て、少しイメトレできました。

 

「娘が生まれた話」シリーズ、どこまで続くかわかりませんが、一旦ここまで。

ポートランド旅行記 その14「最後の晩餐、そして帰国」-Portland travel report vol.14

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(※ 2014年10月のポートランド旅行についての記事です。)

 

さあさあ、14回に渡ってお送りしてきましたポートランド旅行記もついに最終回です。

事実上の最終日、日中はパールディストリクトを中心に街歩きをしました。

日も暮れ始め、夕飯をどうしようかと本やらネットなどを見ていたのですが、イマイチどこにも食指が動かない。

なぜだ、まだ行きたいところはあったはずだ。

 

そうか、これは、明らかに、、、

 

胃 が 疲 れ て い る。

 

というわけで、冒頭の写真でネタバレしていますが、4日目にして日本食が恋しくなり、お寿司を食べに行きました。

 

サステナブル寿司といえばここ

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その名も "BAMBOO SUSHI" !!

サステナブル(継続可能な)寿司」として有名です。

昨今、世界的な和食ブームの影響もあって魚の需要が高まる一方、その乱獲も大きな問題になっています。この店ではそうした問題に取り組む団体とパートナーシップを組みながら、厳選した食材だけを使っています。素材選びでは新鮮さに加えて、環境に配慮することが必須条件。さらに店で使用する水の量にまで気を配っています。

こうした取り組みはアメリカでも高く評価されており、海洋管理協議会から全米で初めて「生産・流通・加工過程の管理認証」を受けています。またグリーン・レストラン・アソシエイションにも、寿司屋としては全米で初めて「グリーン・レストラン」(環境問題に取り組む店)だと認められました。

2/3 お弁当も人気!ポートランドレストラン3選 [グルメ・各国料理(海外)] All About より

 

言葉じりだけとらえると、「継続可能じゃない寿司ってなんじゃい」となりがちですが、お店だけがサステナブルなんじゃなくて、地球規模のサステナブルを実践してるんですね。

 

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カウンターからの眺め。山崎、白州など見慣れた瓶も並んでます。美しい。

 

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奥のテーブルは満席(なのでカウンター席)。賑わってます。

 

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枝豆ーー!!会いたかったーー!!

喉ごし重視のJapanese Beerもあったんだけど(枝豆にはそっちかとも思ったんだけど)、ここはポートランドIPA(インディア・ペール・エール)で通しました。

 

しかし恐ろしいことに、ポートランド4日目にして、パンチの効いたIPAをぐびぐびと勢い良く飲むようになってしまっていました。

初日は「ちびちびとしか飲めない」なんて可愛いことを言っていたのに、、、。

 

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揚げ出し豆腐!君にここで会えるなんて!

 

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げそ焼きに、

 

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かき揚げまで!

 

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充実のサイドメニューに目を奪われ、食べたお寿司は二人で結果これだけw

 

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トドメに天ぷら盛り合わせ!よく食うなおい!

 

久しぶりの和食に大はしゃぎ。大満足でお店をあとにしました。

 

とはいえ、海外に行くといつも日本の食文化のすばらしさを再確認させられます。

だって和食はもちろん、異国の料理すら異国より美味しく食べられることも容易にあるんですもの。

 

2軒目行くぞ

翌日は帰るだけ、そう、今夜は泣いても笑ってもポートランドLast Night 。

さあもう一軒!!

 

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はい、また来ちゃいましたBailey's Taproom 。(お、サイトがリニューアルされてる)

初日の夜もここでしたね。

 

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この日は初日ほどの混雑ではなく、席につくことが出来ました。

 

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写真を見るとどうやら3杯ずつ飲んでるようです。なかなかやるな。

 

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これでめでたく

 

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飲み納め。

 

で、ポートランド旅行記 その0 に載せたのこの写真の状態になるわけです。

そりゃああんだけ飲めばこうなりますわ。

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うかれポンチ。楽しかったんだね、よかったね。

 

かーえりたーくなーい

翌日、ついに帰国の日です。

 

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早朝にチェックアウトして空港へ向かいます。

さすがに誰もいない「ポートランドリア充の溜まり場」。良い思い出です。

 

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まだ暗い中、空港行きのMAX Red Lineを待ちます。

 

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このリュックはポートランド発のアウトドアブランド Poler で購入したものです。

形も色もドストライクでした。

どのアイテムもすごくよかった。

 

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名残惜しいですがさよならです。

 

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ポートランド空港着。

このグリーンのカーペットがとても印象的だったのですが、現在このカーペットが張り替えが行われていて、現地でも「残念!」という声があがっているようです。

カーペット模様ののグッズが作られるほどw

詳細はこちら↓をどうぞ。

ポートランドのカーペット。 | 365 Portland 

 

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空港内でももちろんクラフトビールが飲めます。

なに "MORIMOTO SOBA ALE" って!気になるわ!

と思って調べたら、このビールをプロデュースされた「森本」さん、「料理の鉄人」に出られていた方なんですね。

便利、インターネット便利。

 

さーすがに早朝ビールはしませんでしたが、ちょっと飲んでみたかった。

 

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赤いソファがキュートなカフェでコーヒーをいただいて、

 

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離陸!ありがとうポートランド

 

最後に

ポートランドについての事前知識はほぼビールのことのみでしたが、決して派手じゃないコンパクトな街並み、新旧の建物の共存、チェーン店がなく、こだわりのお店の数々、どれもとても魅力的でした。

帰路はシアトル経由だったのですが、空港の雰囲気からしてシアトルは「ビッグアメリカ!」という感じで(なんかあらゆるものがデカい)、近いのにこんなにも違うものなんだなと思ったりしました。

そして旅行中、夫婦共々体調を崩すことなく無事に過ごせたというのもこの旅の成功の大きな大きな要因でした。新婚旅行の北欧では夫がダウンして本当に気の毒だったので。。。(自分は単独で観光を続けるという)

 

ポートランド旅行から約1年経った今、間もなく第1子が生まれる予定です。

出産前の最後の海外旅行だったわけですが、行っといてよかった、思う存分ビールが飲めてよかったとつくづく。(結局そこ)

 

次はどこへ行けるかな。

おしまい。

 

旅行記の一覧はこちらからどぞ。

 

ポートランド旅行記 その13「緑を食べて、会社、大学、スーパー、あちこち潜入」-Portland travel report vol.13

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(※ 2014年10月のポートランド旅行についての記事です。)

 

ポートランド4日目、翌日は早朝に出発のため、この日が事実上の最終日。

前日はだーいぶおビールなどをいただいたのでのんびりスタート。

特に予定も入れず、ぶらぶら散歩してお土産が買えればいいかなーと。

 

時間的にはブランチとなった朝食は、冒頭の写真のまーたオサレなカフェ "Prasad" で。

ビーガン・レストランという名の通り、料理はすべて野菜、海藻、穀物から。さらに、プラサッドはグルテンフリー(Gluten Free)も押しにしています。

ビーガンの憧れの地、ポートランドのレストラン「Prasad」 | Noren Portland より

 

ほほー、どうりで。

というのもこちらのお店、ヨガスタジオに併設されていてヘルシー臭しかしません。

 

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まずはスムージー。

これだけで胃が満タンになりそうな量。ひとつにしといてよかった。

 

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メインはこちらのサラダボウル。緑しか見えない。しかも馴染みのないものばかり。

レモンジンジャーのドレッシングをかけていただくのですが、

「体に悪いはずがないよね」

っていう味。そして量がハンパない。

 

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ここでの写真は全体的に感情が見えない表情をしていました。

未知のものと遭遇したとき、人はこうなるんだなと。

 

不思議な満腹感を得てパールディストリクトエリアを散策開始。

 

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こんな感じの建物(元工場?倉庫?)が並んでいて、会社や飲食店が入っています。

 

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世界的に有名な広告会社 "Widen + Kennedy"の本社もこちらに。(それを知っていたのは夫)

 

同じくポートランドに本社を置くNikeの "Just Do It" を生み出したのもこの会社なんですな。興味深い記事見っけ。もうなにもかもこのブログを書きながら知るっていう。

 

さらっと入っちゃおー。

 

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入るとすぐびっくりおっきなビーバー。

 

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引きで見るとこんな。デカいです。

後ろの壁一面の社員写真がまた圧巻。撮られ方も人それぞれで、変装したり被り物したりで楽しい。

 

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奥にはギャラリーエリア。ステキ。

 

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美術館のよう。かっこいいエントランスでした。

 

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こんな昔ながらの建物もたくさん残ってます。ここに入ってるのは、

 

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KEEN でした。ここもまたかっこいいの。

 

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ひろーい。

 

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ドラム缶リメイクの椅子。

 

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天井も凝ってた。

 

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この棚がおもしろくて、ハンドルをまわすと靴が乗った棚が上下する仕組みになってる。とりあえずまわしちゃう。

 

このサンダルもイケてたんだよなー。カラーバリエもたくさん。ちょっと欲しい。

 

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さらに進みます。この日は曇り空。

 

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次はポートランド美術大学 PNCA (Pacific Northwest College of Art) へ潜入。(ここも知っていたのは夫)

 

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一階はダーっと広くて開放的な空間に。

 

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楽しそうなオブジェ発見。

 

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よーく見るとおもちゃだらけ。根気の要る仕事。

 

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二階には作業スペースや、

 

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講義用の教室が。

 

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このカラス、よく出来過ぎてて何度見てもビビってた。

 

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日本の大学のイメージとは全く違うところでした。

ムスメ(*)よ、こんな大学なら行ってもいいぞ。(* 2015年10月後半誕生予定)

 

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現地学生っぽい夫。無理なく紛れられます。

 

今年3月には新しいキャンパスがオープンしたそうです。あれ、移転?ここはなくなっちゃったのかな。新キャンパスめちゃくちゃかっこいい。

今月はPNCA美術学校の新キャンパスお披露目があった。新しいと言ってもビルそのものは築100年の政府のビルだったところ。昔は郵便局で、その後も政府関係機関が入っていた。 

ポートランドの美術学校。 | 365 Portland より

 

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もうちょっと街をブラブラ。

 

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地元スーパーに入ってみました。「オーガニックふじりんご」が特売。

 

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このサラダの見せ方いいな。パンパンに入ってなきゃできないけど。

 

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イートインコーナーも広いです。

 

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迷子になりにくい標識。ありがたい。

 

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お土産はデパートの中に入っている "MADE IN OREGON" で。

 

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「ザ・みやげものや」な雰囲気ですが、充実のラインナップであれもこれもほしくなっちゃいます。

ビール買いたかったけど、きっと帰るまでに振られちゃって日本で飲んでも「そーでもない」ってなるのが目に見えてたので断念。

 

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雨が降ってきた。でもポートランドっ子は傘なんてささないんだぜ。(けっこう濡れた)

 

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雨上がりの感じもいいですな。

 

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絵になる街並みです。

 

一旦ホテルに荷物を置いて、さあ最後の晩餐はどうしよう?

 

その14に続く。そろそろ終われるか?

ポートランド旅行記 その12 「老舗レストラン "Jake's Famous Crawfish" でシーフードを食す」-Portland travel report vol.12

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(※ 2014年10月のポートランド旅行についての記事です。)

 

ポートランド3日目の締めくくりは、"Jake's Famous Crawfish" でディナーです。

こちら老舗人気レストランということで、ツアーコンダクターさんに予約までしていただき、すんなり入店できました。

 

店内は歴史を感じる良い雰囲気。

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昼間もあちこちのブルワリーでビールを堪能しましたが、

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昼間は昼間、

 

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夜は夜。

 

こちらでももちろんクラフトビールをいただきました。

いやあ、我ながらこの日はよく飲んでおりますなあ。感心感心。

 

店名にある"Crawfish"はザリガニのことなので、

すが、関係なく食べたいものを頼みました。

 

以下、miilへのpostより。

”きのうの夜はシーフードの有名店へ。前菜に牡蠣のフリッター。ビールに合いすぎる。”

 

”西海岸といえば(?)、のクラムチャウダー。肉厚なアサリがたっぷり。しつこくなくておいしー。”

 

”メインはここでもサーモンをチョイス!たくさんのキノコとベリーと共に。箸、いやフォークがとまらない。”

 

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ワインまで頼んで調子に乗ってますな。正直ワインはまあまあw。

 

こちらも店員さんのホスピタリティが非常に高く、ホロ酔いカタコト英語の日本人にも笑顔で親切にご対応していただきました。さすがプロ。

 

いやー、美味しかったです。

 

長い1日を終えてやっとホテルへ。

ここでAce Hotelのお部屋をご紹介。(お、サイトが日本語対応してる。)

Standard Front というタイプのお部屋です。

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ベッドの足元から入り口方面。

決して広くないのですが、必要な物はちゃんと揃って過ごしやすい部屋になってます。

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洗面もこんなにかわいいサイズ。

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今思うとトイレは(無駄に)広かったなw

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ベッド横にはラジオ。音めっちゃいいの。

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海外のホテルでラジオ聴くのっていいですよね。

異国の言葉と音楽で「あー違う国に来てるんだなー」って実感して、ちょっと日本が恋しくなったりして。

自宅でも夜中にネットラジオでそんな気分になれたりするので便利な世の中です。

厨二っぽいですか。そうですか。

 

そんなこんなで盛りだくさんの3日目がおわりました。

振り返るととっても長く濃い、充実の1日でした。

アズマノインターナショナルさんに感謝感謝です。

 

その13へつづく。